0歳から100歳でも、男性でも女性でも、車いすの方から元気な方まで、和楽器を体験するためにはいくらでも方法があると思っています。
バチが持てなくても道具や足を使ったり、体が動かせなくても耳で感じたり、耳が聞こえなくても音の振動を体で感じたり「演奏体験」は自分で演奏するだけではないと思っています。
また、太鼓や篠笛の音は「心地よい」だけではなく「喜び」「緊張」「怖さ」「興奮」「驚き」など、普段は感じない感情も起きます。
それは、普段は表に出さないような気持ちを呼び起こし、自分を再発見する機会になると考えます。
それを自分から体験することは、今までにない感情が生まれるのではないかと思います。私自身がそれを感じていますので。
「バリアフリー」という言葉が世の中によく聞かれるようになっても、その通りのことはなかなかありません。
特にコンサートは騒いだりじっとしていられない子供は迷惑になりやすく、車いすの方や心身に障害のある方は会場にいくだけでも大変です。
私の開催するコンサートでは、可能な限りバリアフリーの会場を選定し、多少の騒がしさを承知した方に訪れていただきます(もちろん、お互いに配慮をしあうことを前提とします)。
私も共演者もお客様もそれをすべてひっくるめて「舞台」としようと思います。オンライン配信も行い、自宅でもライブを楽しめる計画もすすめます。
教室レッスンの初回にまず簡単な面接を行います。その方の希望や、不安なことなどを共有し、目標を決めてそれに向かって進んでいきます。
もちろん、希望などがなくてもかまいません、そんな気持ちも一緒に共有出来たらと思います。
定期的に面接を取り入れることで、目標の再設定や希望のすり合わせを行い、より充実したレッスンを行います。